ハーネスだから引っ張るのではなく

 

愛犬と散歩に行くときに、首輪を使用していますか?それともハーネス(胴輪)を使用していますか?

今回は「散歩のときに犬が引っ張る」という話なのですが、ハーネスを使うことに対してときどき思い違いをされている方もいらっしゃるようなので、そこの辺りを少し書いてみます。

 

・ハーネスを着けているから引っ張る?

その思い違いというのは、「ハーネスだと犬が引っ張るようになる」というものです。

何かのしつけ本に書いてあるんですかね?

意外にそう考えている方が多いようにも思います。

本屋などで見かけるような「しつけ本」にはハーネスの使用をすすめているものは少ないのでそれも原因の一つかもしれませんね。

 

引っ張る理由としては「目の前に何か強い興味を引くものがあるから」とか、「もっと早く歩きたい(走りたい)から」とか、「飼い主さんがリードを引っ張っているから」等が挙げられると思いますが、ハーネスを着けていようが首輪を着けていようが引っ張る犬は引っ張るんです!

 

・犬の首にかかる負担

で、犬が前に引っ張ったときに首輪だとどうなるかというと、

当然首だけに負担がかかることになります。

昔は犬の首は丈夫だから・・・なんて言われていたりもしましたが、

現在は、気管虚脱や眼圧が上がって緑内障のリスクが高まるとか、甲状腺、首や背中の痛みに繋がるとか、首には繊細な神経が通っているということも言われています。

まあ、脳と体を繋いでいるところなんですから、大事なのは当たり前ですね。

 

 

『ドッグ・トレーナーに必要な「犬に信頼される」テクニック』

(ヴィベケ・S・リーセ/藤田りか子 誠文堂新光社 2012年)

※P110・背中や腰の痛みと問題行動の関係

 P114・問題行動(引っ張り癖)とチョーク・チェーンと健康への弊害

 なども参考になります。

 

 

飼い主が意識的であろうと無意識的であろうと、リードを急に引っ張ったりすればその圧は首にかかってしまいます。

ですから、リードを引っ張ってトレーニングをしてはいけないんですね。

犬の健康を気遣う一方で、リードショックしてトレーニングをするという矛盾があったりもします。

 

また、人と違って、犬は苦しくても引っ張り続けてしまうことがあります。

「ゼェーゼェー」と苦しそうな呼吸をしながらも引っ張り続けている犬を見ることもあります。

 

・引っ張るからこそハーネスを

ですから、引っ張る子ほどハーネスを使用していただきたいということなんです。

ハーネスだと首にかかる負担を体で受け止めることができるので、ハーネスを着用したほうが良いということになりますね。

 

すでに引っ張るようになっている犬の引っ張りを止めさせるのには、犬も人もトレーニングが必要です。

習慣になってしまっているという場合には、まずは犬に負担の少ない犬具を選択するということが飼い主として出来ることだと思います。

 

 

ランキングに参加しています。

どうぞよろしくお願いします。

 

にほんブログ村 犬ブログ 犬 訓練士・ドッグトレーナーへ
にほんブログ村

 


人気ブログランキング