「要求吠え」が出来上がるまで

 

何回かに分けて、「要求吠え」について書いてみようかと思います。

 

 

「要求吠え」とは、犬が飼い主さんに何かして欲しいことがあるときに「吠えて要求する」という行動になります。

 

「ワン!」とひと吠えするだけなら何の問題にもならないことも多いんですが、

問題となるような「要求吠え」というのは、自分の要求が通るまでしつこく(犬的にはめげずに)吠え続けることです。

 

 

何故「要求吠え」をするようになるのかというと、「吠えたら要求が通った」からなんですね。

犬が飼い主さんより偉いと思っているからではありませんよ。

念のため・・・。

 

 

犬が飼い主さんに要求する内容はいろいろありますが、

ここでは「人の食事中に食べ物をねだる(要求する)」という設定で話をしていきますね。

 

例えば、

自分達の食事中に、犬が(食べ物を欲しがって)吠えるとついつい食べ物をあげてしまっているという場面があったとします。

 

これを犬の視点から見ると「吠えたら要求が通った(食べ物がもらえた)」ということなんですね。この「吠えたら、食べ物がもらえた」というのを繰り返していると、犬は食べ物が欲しいときには吠えるようになります。

 

 

「ワン!」とひと吠えしたときにすぐあげていれば、しつこく吠えるというようなことにはならないかもしれませんが、「ワン!」ですぐに要求を叶えてあげられないことも多いですよね?

 

もしくは、最初に食べ物をあげたとき、飼い主さんは「一口だけあげようとした」のかもしれません。

ですが、犬は一口しかもらえないとは思っていませんので、「ワン!」とひと吠えしてももらえなかったときに、もう一度「ワン!」と吠えてみます。

すると飼い主さんは、「もう、しょうがないな~」で食べ物をあげます。

 

それが何度か続くと、犬は「ワン!」ではなくて「ワン!ワン!」と吠えるようになります。

「ワン!」では食べ物がもらえなかったけど、「ワン!ワン!」では食べ物がもらえたからです。

 

で、「ワン!ワン!」でも飼い主さんが食べ物をあげなかったときに、次に犬が何をするかというと「ワン!ワン!ワン!」ですかね。

もしくは「ワン!ワン!、ワン!ワン!」かもしれませんね。

 

もちろんすべての犬が連続して吠えるようになるというわけではありませんが、困っている場合はこんな感じになりがちです。

 

 

次第に吠えが酷くなってきたことを心配するようになった飼い主さんは、しつけ本に書いてあった「要求吠えには無視をしてください」を実行します。

 

そうすると何が起こるかというと、 犬は「ワン!ワン!ワン!」「ワン!ワン!ワン!ワン!・・・」と吠えるようになります。

 

そして吠えを無視できなくなった飼い主さんは、また食べ物をあげてしまうんですね。

で、食べ終わったら犬はまた吠えます。

 

これで「しつこい要求吠え」の出来上がりです。

 

 

「要求吠えに無視」で上手くいかなかった飼い主さんが次に試すのは、テレビで流行っている「物を投げる」ということだったりします・・・。

 

そうして、犬との関係性は悪化するけど要求吠えは無くならない、という流れになっていきます。

 

 

次回に続きます。

 

 

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