基礎トレよりも大切なこと・1

 

アイコンタクト、オスワリ、マテ、フセ、ツイテ、オイデ等の基礎トレーニング。

愛犬との関係づくりのために行うことは、とても良いことだと思っています。

 

が、犬の社会化不足による問題行動(吠えや咬み等)の場合、これだけをやっていてもあまり改善には向かっていかないことも・・・。

 

小さい頃にいろいろなものに慣らしてこなかった場合、他人や他犬に警戒心を持ち、攻撃的に吠えてしまう場合があります。

(だいぶ慣れてきましたが、うちの梅太郎はこんな感じでした。)

 

ドッグトレーナーの中には、他人や他犬とすれ違う為のトレーニングとして、アイコンタクト、オスワリ、フセ、マテ、ツイテ等の基礎トレーニングを飼い主さんにおすすめすることも多いかと思います。

 

まずは、落ち着いた家の中でトレーニング。

それから外に出て静かな環境でのトレーニングへと進んでいきます。

 

しかし、いくら落ち着いた環境で指示が聞けるようになったとしても、あなたの愛犬が周りの環境に対してパニックになっているのだとしたら、刺激の強い環境では指示を聞ける余裕が犬にはありません。

(人間もパニックになっていたら、他の人の話なんて聞けませんよね?)

 

まず、あなたの愛犬に必要なことは、その環境に慣れることかもしれません。

そのために飼い主さんが出来ることは、愛犬が落ち着いて周りを観察(ニオイ嗅ぎや目視等)できるようにしてあげることです。

 

では、徐々に周りの刺激を強くして基礎トレ―ニングをしますか?

 

私の場合は基礎トレーニングより、まずその対象物との距離やその環境にいる時間を気にするようにしています。

 

例えば他犬。

広い公園などが良いですかね。その公園にいることが大変なのであれば、少しの時間いることから慣らしてあげてください。

 

どのくらい離れていれば、他犬を見ていてもあなたの犬は落ち着いていられるでしょうか?

その距離を飼い主さんが見極めてあげることが大切になります。

そして、興奮していない状況で観察をさせてあげること。

 

この時、食べられるようであればオヤツをあげてください。

とっておきのオヤツを犬の口元に持っていって、指示(コマンド)は出さずに、ただただあげていきます。

そして「いい子ね」等の褒め言葉も付け加えて。

 

他犬を見ながらオヤツをもらうことで、警戒心が少しずつですが緩和してくると思います。

オヤツを食べられないのであれば、もっと距離を離した方が良いのかもしれません。

 

他犬がドンドン近くに寄ってくるようであれば、一定距離をとるように離れてください。出来れば自然な感じでお願いします。

(といっても、相手がいることなので難しいですよね・・・。)

 

その距離で吠えないのであれば、少しだけ近い距離にしていきます。

 

苦手なものに慣らす時、大事なことは急がないこと、あせらないこと。

上手くいかなかった時には落ち込まないこと。

良い意味であきらめること。

次にどうすればよいかを考える為に、気持ちを切り替えること。

私も同じく悩んでいた時期があったので、気持ちはよくわかります。

 

 

基礎トレ―ニングの前にやらなければいけないことは、環境に慣れさせることだと考えています。

愛犬が落ち着いてきて、はじめて飼い主さんの指示が聞けるようになってくるからです。

(落ち着いた場所でトレーニングすること自体は良いことだと思っています)

 

 

悩んでいる時にはひと吠えするだけでピリピリしてしまうかもしれませんが、徐々に経験を重ねていくことで、吠えてしまうことがあったとしても、愛犬の頑張りは認めてあげられるようになれたら良いですね。