2017年3月

「慣らす」こと、「避ける」こと

 

あなたは苦手な「物、こと、状況」などはありますか?

 

僕は高いところが苦手なんですね。

足がブルブルッとします。

そういうところは「避けて」できる限り近寄りません。

 

あと、出張しつけやセミナーなどをやっている割に、僕は人前で話すこともあまり得意ではありませんが、仕事として必要なことなのであれば「避けよう」とするのではなく「慣れ」なければいけませんよね。

苦手だからといって「避け」続けていても、何も変わりません。

何もしなければ、いつまでたっても話せるようにはならないんですよね。

 

僕は何度かそういった状況を経験することで、少しずつですが「慣れて」きたようにも思います。(まだまだ上手に話が出来るわけではありませんが・・・)

 

 

だからといって、「犬にも無理やり困難を克服させろ」とか言っている訳ではありませんよ。

 

犬との生活にとってあきらかに不必要なことには「慣らす」必要はありませんが、

(山の中で暮らしているのに、電車の音に慣らす必要はありませんよね?)

 日常生活に当たり前にある音、飼い主の動作、歩行、電話、ドアホンの音などは「避ける」のではなく、「慣れてもらう」ことが必要だと思います。

 

動物病院やトリミングなど必要なのであれば、「慣れて」平気になってもらった方が犬にとっても、良いことですよね。

 

触られるのが苦手だった子が、取り組みを続けることで次第に触られることが好きになったり、

知らない人からオヤツをもらうことを繰り返していたら、そのうちに初めて会う人も平気になってきたりすることもあります。

 

できる限り犬の負担が少ない方法を考えながら、慣れるための取り組みをしていくこと。

僕はこれが「犬の気持ちに寄り添うこと」なんじゃないかと考えています。

 

 

あと、「慣らす」ことは「我慢させる」ことではありません。

 

体罰や天罰法を使って犬の感情を封じ込めようとしたり、落ち着かないような環境の中で「オスワリ」や「マテ」をさせてジッと我慢させるというわけではないです。

 

その方法は犬にとって優しい方法なんでしょうか?

自分がそれをされたらどう感じますか?

日常生活にあるたくさんのものを苦手なまま生活することは、犬にとって幸せなことなんでしょうか?

 

 

犬のしつけ方法は様々です。

これは人の価値観の問題で、何を信じるかで愛犬との生活は大きく変わります。

 

別に僕の言っていることが正しいとか、他の人が間違っていると言いたいわけではなく、

「プロが言っているから」と鵜呑みしないで、自分自身で考えて欲しいということなんです。

 

自分で判断できるようになるためには少し勉強が必要だったりします。

 

「古典的条件づけ」

「拮抗(きっこう)条件づけ」

「系統的脱感作(けいとうてきだつかんさ)」

 

よかったら調べてみてください。

飼い主さんが愛犬のために出来ること、まだまだ沢山あります。

 

 

 

出張しつけ・お散歩代行

Nuzzle(ナズル)

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マネしないでくださいね

お久しぶりの更新になってしまいました。

 

今回のタイトル、何をマネしないで欲しいのかというと・・・、

それは、テレビで紹介されている「しつけの方法」です。

 

例えば、ピンポン吠え(ドアホンなど来客の合図)に対して

 

・アルミの灰皿を投げる(多いものでは7枚)

・空のペットボトルを投げつける

・ペットボトルに釘や小石を入れて振る、等

 

他にも、リードを首輪ではなく犬の腰(お腹)に巻いて、吠えたら引っ張るなんていうのも紹介されていたそうです。(首より腰の方が痛いからという恐ろしい理屈で・・・)

 

愛犬の行動に困っているときにテレビでこういった方法を紹介されてしまうと、つい手を出したくなってしまう飼い主さんもいますよね。

 

これはマネをした飼い主さんが悪いというわけではないと思うんです。

テレビでプロが紹介していたら、「そういうものなんだ」と思いこんでしまっても不思議なことではありませんよね。

瞬間的に感覚が麻痺してしまうというか・・・。

 

 

でも、

マネしてみる前にちょっとだけ考えてもらいたいんです。

 

「この方法、人間の子どもにも使えるかな?」と。

 

犬だから痛みに鈍感?

犬だからこうしないと伝わらない?

・・・。

本当にそうなんでしょうか?

 

罰を使った方法は、愛犬の体と心を傷つけます。

不安を感じている状況で、飼い主さんに嫌なことをされたら愛犬はどう感じるでしょうか?

 

投げつける瞬間を犬に見られなければよいですか?

その家は、何かあるたびに灰皿が飛んでくる家になってしまっていませんか?

そんな家に住んでいて、ワンちゃんは安心して暮らせるんでしょうか?

 

愛犬の行動に悩んでいた最初の頃、僕も同じように「しつけの本」「インターネットの情報」「テレビで紹介されていたしつけ方法」などいろいろなものを手当たり次第に試してしまったこともあります。(今となっては、反省することばかりですが・・・)

 

そんな僕に出来ることは、飼い主さんに少しだけ冷静になってもらって、何が大事なことなのかを気付いてもらうことだと思っています。

ワンちゃんが警戒しているのであれば、「何も心配はいらない」ということを理解してもらうことが大事なことですよね。

そのために飼い主さんが出来ることは何なのかを、一緒に考えていければと思っています。

 

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